

国家試験の総合格率について過去5年を見てみると、PTOTともに80%以上を維持しています。その中身をさらに深く見てみると、新卒と既卒ではかなりの違いがあります。
その中身をさらに深く見てみると、新卒と既卒ではかなりの違いがあります。
第61回国家試験の新卒者の合格率を見てみると、PT新卒者は94.9%、OT新卒者は96.6%、ともに過去10年間でもっとも高い合格率です。
コロナ終息以降4年間でみても新卒者の合格率は90%以上を維持しています。
しかし既卒者の状況を見てみると、10年平均でPTOTともに合格率は40%以下です。
第61回の場合は、PT既卒者35.0%、OT既卒者49.8%で、OTに関しては過去5年間でもっとも高かい合格率でした。

既卒者の場合、国家資格免許がないのでPTOTとして就職することができず、かといって卒業校内にとどまって学習することもできず、不十分な学習環境で一人国家試験に立ち向かわなければならず、そのことが合格になかなか結び付かない原因だと思われます。
また厚生労働省より「令和6年度PTOT国家試験出題基準の変更」が発表されました。
その変更された傾向が今回の国家試験の出題にもはっきりと表れています。
つまり、浪人すればするほど国家試験の合格への道筋は難しくなるということなのです。

「令和6年度国家試験出題基準」に沿って、国家試験の出題内容を分析すると、最も大きく変化した点を挙げると、「PTOT共通の専門基礎分野」で「がん関連分野」から5問出題されたことです。
次に「PT専門分野」では「がん関連問題」が3問と「廃用症候群、サルコペニア、フレイル」から5問が出題されました。
そして「OT専門分野」では「がん関連問題」が2問、「関連法規、制度」から「障害者総合支援法、精神保健福祉法、介護保険制度、社会福祉制度」が6問、「精神障害者と身体障害者の就労支援」が5問、「臨床実習」が3問、出題されたことです。
PTOTとして知識をつけなければならない範囲が、医療・治療を含めて、地域リハビリテーションや在宅者支援、高齢者対策まで、かなり広範囲になったのです。
その意味から、国試塾リハビリアカデミーでは、既卒生に対して「令和6年度国家試験出題基準」に沿った国家試験対策を行っています。